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【毎週更新:1月18日更新】アフリカにおけるコロナウイルス最新の状況

アフリカにおける国別感染者数、検査数、致死率、ロックダウン、人工呼吸器数

更新日:2021年01月18日

カテゴリ: ビジネスに役立つ情報

(写真: ケニアのスーパーで買いだめをする人々、2020年3月ABP撮影)

アフリカにおける新型コロナウイルスの感染状況について最新データをまとめます。
更新日: 1月18日(次回更新予定日:1月25日)
表・グラフはクリックで拡大します。

これらデータの見方や、感染状況に対する解釈は、以下で説明しています。
5月5日 なぜコロナはアフリカで「意外」に広まらないのか?
6月9日 (アフリカのコロナ感染状況その7)死なないアフリカ、チュニジアは正常化へ
6月14日 アフリカはコロナ感染爆発?死亡者は少ない?真実はどっち?:アフリカにおけるコロナ状況(その7の補足)
8月10日 百万人を超えたアフリカのコロナ感染者、ようやくピークアウト??:アフリカにおけるコロナ状況(その8)
8月16日 南ア、感染者増加減少により警戒レベルを2に引き下げ(アフリカにおけるコロナ状況その8の補足)
10月19日 感染者がピークアウトしたアフリカ、第2波のきざし?(アフリカにおけるコロナ状況その9)
1月6日 変異種が見つかった南アフリカ、コロナ感染状況とワクチン(アフリカにおけるコロナ状況その10)
1月11日 アフリカ、感染者300万人超え。初のワクチンの接種が開始(アフリカにおけるコロナ状況その11)
また、こちらから、これまでのすべてのコロナ関連記事を一覧することができます。


【アフリカ大陸全体の感染状況(1月16日時点)】
  • 累積感染者数: 3,235,178
  • 百万人あたり累積感染者数: 2,540
  • 感染者DT: 71日(先週より長い)
  • 累積死亡者数: 78,310
  • 百万人あたり累積死亡者数: 61人
  • 死亡者DT: 59日(先週より短い)
  • 致死率平均: 2.4%(先週と同率


(1)新規感染者数の推移(1月16日時点)
アフリカ全体で日毎に新たに確認された感染者数です。赤線は7日間移動平均の推移です。過去8週間を対象としています。日々どの程度の数の感染者が見つかっているかがわかります。

アフリカ全体では、感染者は増加傾向にあります。

クリックで拡大します。


アフリカで最初に感染者が見つかった2月14日から直近までを対象とした新規感染者の推移は以下となります。赤線は7日間移動平均の推移です。
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累計感染者数は先週300万人を超えましたが、新規感染者数は3日間連続で前日より減少しています。

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(2)新規感染者数の片対数グラフ(1月16日時点)
毎日の新規感染者数を国別に対数グラフにしたものです。
新規感染者数は7日間移動平均を使用。1日に30人以上感染者が見つかったことがある国をとりあげ、30人が見つかって以降の新規感染者を追っています。

クリックで拡大します。
20210119045851.jpg南アフリカは増加ペースがダウンしています。

20210119045505.jpgのサムネイル画像南アフリカは1月6日以降連日2万人台の新規感染者が見つかっていましたが、今週は1万人台後半~前半まで減少しています。南ア政府は12月19日にコロナ変異株501.V2を同定し、それが第2波を引き起こしている可能性があると発表しています。なお(6)感染状況の国別基礎データにあるように、この1週間の検査陽性率は25%と高いものの、先週からは5ポイント減少しています。政府は行動規制を強化し、警戒レベルを1から3へと引き上げています。行動規制については、下部の(8)アフリカ主要国の入出国規制および行動規制を御覧ください。

なお、ロイターの報道によると、南ア政府は約束していた「国民の6割にワクチンを届ける」ことができるだけの数のワクチンの手当てができたようです。供給の時期については不明です。


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ナイジェリアは先週に引き続き拡大を続けていますが、若干増加ペースは落ちており、感染者DT(倍加日数、感染者が2倍になるのにかかる日数)も51日まで伸びました。感染者DTについては(6)感染状況の国別基礎データをご覧ください。アフリカ疾病管理予防センター(CDC)は12月24日に南アフリカや英国とは違う新たな変異株がナイジェリアで見つかったと発表しています。

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エジプトの第2波は下降の傾向が見られています。
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ケニアの第2波は収まっています。
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モロッコも減少の一途です。

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チュニジアは増加が続いているため、先週急遽、4日間の終日ロックダウンに踏み切りました。
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(3)新規死亡者数の推移(1月16日時点)
アフリカ全体で日毎に新たに確認された死亡者数です。赤線は7日間移動平均の推移です。過去8週間を対象としています。日々どの程度の死亡者が増えているかがわかります。

1月12日に、1日の死亡者数としてこれまでで最も多い1,220人が亡くなりました。その後、減少の傾向が見られます。

クリックで拡大します。

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(4)新規死亡者数の片対数グラフ(1月16日時点)
毎日の新規死亡者数を国別に対数グラフにしたものです。
新規感染者数は7日間移動平均を使用。累積死亡者数が100人を超えた国(現在34カ国)のみを対象としています。(6)感染状況国別基礎データにある「死亡者DT(倍加日数)」でも、各国の死亡者の増え方のペースを把握することができます。

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南アフリカの伸びが目立ちます。しかし、(6)感染状況の国別基礎データにあるように、南アフリカの致死率は「この1週間の死亡者数」/「2週間前の1週間の新規感染者数」で算出した直近致死率で4.3%となっており、先週から0.1ポイント減少しています。致死率の変動はなく、感染者数の増加に伴う死亡者の増加と捉えることができます。

20210119051914.jpg(5)致死率マップ(1月16日時点)
致死率(累積感染者における累積死亡者の比率)で各国を色分けしました。

致死率は2.4%と変化はなく、引き続き低い水準に留まっています。日本の致死率は現在1.3%です。

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(6)感染状況の国別基礎データ(1月16日時点)
55カ国それぞれのデータをまとめています。

百万人あたりの感染者数をみれば、その国でどの程度感染が広がっているのかがわかります。あわせて百万人あたりの検査数を比較すると、検査の進捗とともに感染者の発見が増えているのか、それ以外の理由なのか、推測が可能です。

1週間ごとの感染者数を比較することで、感染者が増えているのか減っているのか分かります。また、感染者DT(感染者が2倍になるのに要する日数)をみれば、増え方のスピードが比較できます。増減の理由の推測として、(8)にまとめた各国の行動規制の状況も、あわせてご覧ください。

検査陽性率により、検査がどの程度網羅的に行われているかが推測でき、感染者の増減とあわせてみることで、感染者の実態がより推測できます。直近の状況がわかるように、累積ではなく直近1週間の検査数に対する感染者数の比率を算出しています。

百万人あたり死亡者数および死亡者DT(倍加日数)を追加しました。百万人あたり死亡者数は人口あたりの死亡者の数です。国によって検査方針や感染者の発見率が違うと前提して、感染者として発見されるか否に関わらず、その国でどの程度コロナウイルスによる死亡者がでているかを測ることができます。死亡者DT(倍加日数)では、死亡者が増加するペースを把握することができます。

致死率は累積感染者における累積死亡者の比率で、直近致死率は2週間前の1週間の新規感染者数におけるこの1週間の死亡者数の比率です。

「1週間の感染者増加数」「1週間の検査数増加数」「1週間の死亡増加数」は、1月10日~1月16日のデータです。「その1週間前の感染者の増加数」は、1月3日~1月9日のデータです。

1月6日追記: 南アフリカでの変異種発見に伴い、「直近致死率」を追加しました。

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20210119052242.jpg出所
感染者数、死亡者数: Johns Hopkins University
検査数およびアフリカ以外の国の感染者数、回複数、死亡者数: worldometers
人口: World bank
DT: 直近7日間の感染者の増加率を元に算出。感染者が倍になる日数を示す


(7)ヘルスケア状況の国別基礎データ(1月16日時点)
55カ国のヘルスケアに関する基礎情報として、平均寿命や5歳未満死亡率、またICU床数や人工呼吸器数をまとめました。
感染者数から死亡率までの数値は、上記(6)感染状況の国別基礎データと同じ数値で、最新のものです。ICU床数と人工呼吸器数は2020年5月7日時点のデータです。

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20210119052313.jpg出所
5歳未満死亡率、平均寿命、人口: World Bank
ICU床数、人工呼吸器数: Reuters
医療従事者数: World Federation of Societies of Anaesthesiologists


(8)アフリカ主要国の入出国規制および行動規制(1月18日時点)

国際線旅客機再開に関するトピック
タンザニアが国際線旅客機の発着を再開しました。入国ルールはこちらからご確認ください。
チュニジアが陸・海・空の国境を再開しました。入国ルールはこちらをご確認ください。12月21日、変異種の発見に伴い、英国、南アからの便の発着を禁止しています。
エジプトが7月1日からの空港再開を発表しました。入国ルールはこちらをご確認ください。
コートジボワール7月1日からの国境再開を発表しました。入国ルールはこちらです。
セネガルが6月29日、7月15日から空港を再開すると発表しました。入国ルールはこちらです。
ルワンダが8月1日から国際線旅客機発着を再開すると発表しました。入国ルールはこちらおよびこちらを参考としてください。
ケニアが8月1日から国際線旅客機発着を再開すると発表しました。入国ルールはこちらを参考としてください。PCR検査の陰性証明書は96時間以内である必要があります。自己隔離なしで入国できる国のリストはこちらにFalkland Islandsを加えた計130カ国です。
1月8日ケニア政府は、1月11日よりケニアへ入出国する渡航者は全員、アフリカ連合などが進めるアフリカ共通PCR検査結果認証システム、Trusted Travellers Initiativeへオンライン登録しなければならないと発表しています。出国のみならず入国も対象であると発表されたものの、詳細は不明です。
ナイジェリアは9月5日からラゴスとアブジャから国際線発着を再開しました。12月26日、変異株が見つかった英国と南アフリカからの渡航者の入国に関して新たな措置を発表し、あわせて出発前のPCR検査を96時間以内へと変更しました。新たな措置についてはこちらをご覧ください。事前に登録が必要なポータルサイトはこちらです。
ガーナが9月1日から国際線を再開しました。入国条件はこちらです。
モロッコが9月6日から外国人のビジネス用途および旅行用途の入国を許可しています。入国条件はこちらです。
ウガンダが10月1日からの国際線の再開を発表しました。入国条件はこちらです。
南アフリカが10月1日からの国際線の再開を発表しました。11月12日からはこれまでの制限を解除し、すべての国からの入国が再開されました。入国の条件はこちらです。12月26日、南アフリカでの変異種発見に伴い、同国から日本への入国に関しては、12月29日以降日本国籍者についても出国前72時間以内の検査証明の用意が必要となりました。12月28日、南アフリカ政府は警戒レベルを1から3へと変更し、国内での行動規制を強化しています。

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※アフリカにおけるコロナの現状や、それにより受けたビジネスへの影響、現在の事業環境と課題などにつき、ご質問を受け付けています。ご希望の方はこちらをご覧ください。

アフリカ進出スポット相談窓口
https://abp.co.jp/news/info/spotconsulting.html

※アフリカの特定国における、新規感染者数の毎日の推移(1人目発見~更新日まで)が必要な方はこちらからご連絡ください。データをお送りします。

※アフリカの新型コロナウイルスに関する現状を広く知っていただくため、図表の複製・再利用を許諾します。ただし、「出所:アフリカビジネスパートナーズ」との出所の表記をお願いいたします。再利用にあたって図表のデータそのものが必要な場合は、お送りしますので、こちらからその旨ご連絡ください。

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