アフリカ54カ国の貿易相手国(2021年版)
アフリカ全54カ国それぞれにとって貿易関係の深い国をまとめました
中国との貿易関係がますます強く
アフリカ54カ国ぞれぞれの、輸出・輸入の金額ベースの最大相手国がどの国であるのかを、地図にまとめました。2017年と同じ枠組みで集計しています。
前回の結果と比べると、北アフリカの国々でイタリアがトップの国が増えました。縫製品を輸出しているエチオピア、マダガスカルでは、米国がトップ国に入れ替わっています。
いわゆる旧宗主国と言われるフランスを最大輸出国とする国は減少しています。英国はゼロとなりました。
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前回の結果と比べると、輸入の最大相手国が中国に入れ替わった国が増えました。ケニア、ウガンダ、タンザニア、コートジボワールといった国が、今回はじめて中国が輸入相手としてトップになっています。
輸出・輸入とも、最大相手国だけをみると、アフリカの国どうしのいわゆる域内貿易の影響は減退しています。南部アフリカは引き続き南アフリカから周辺南部アフリカへの輸出が活発であり、セネガルからマリ、ケニアとウガンダ間、タンザニアからルワンダといった港を持つ国と内陸国間の貿易は引き続き強固であるものの、多くのアフリカの国にとって最大の貿易相手は、アフリカの外の国である結果となっています。
具体的な貿易金額は以下となります。シェアは、その国の輸入または輸出金額に、トップである相手国が占める割合です。
アフリカ各国における輸入相手トップ国
アフリカ各国における輸出相手トップ国
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