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アフリカビジネスの今

アフリカにおける日本企業の動き(2019年10月)

更新日:2019年11月14日

カテゴリー:アフリカの日本企業

(写真: ケニア委託先工場で生産中のランドクルーザー、豊田通商プレスリリースより)


毎月、アフリカにおける日本企業の動きをまとめています。
バックナンバーはこちらからご覧ください。2012年以降の日本企業のアフリカでの動きのすべてを見ることができます。右上の検索窓から、国名や企業名での検索も可能です。
なお、アフリカにおける日本企業に関するニュースは、こちらの週刊アフリカビジネスをお申し込みいただければ、毎週定期的にお手元に配信されます。ご関心のある方はこちらからお問い合わせください。


【モロッコ】日本とモロッコが租税条約で実質合意(10/1)

日本政府とモロッコ政府は、両国間の租税条約について実質合意した。
同条約により、課税範囲の明確化,国際的な二重課税の除去ならびに脱税及び租税回避防止等のための規定を設ける


【南アフリカ】トヨタ自動車が南アでミニバスとして人気のハイエース組立工場を4億5,4000万ランドを費やしアップグレード、川崎重工の溶接ロボットを13台設置し、部品の現地調達比率を高める(10/4)

トヨタ自動車の南アフリカ子会社Toyota South Africa Motors(TSAM)は、南アフリカのミニバスタクシーとしてもっとも普及している車種Hiace Ses'fikileを組み立てている同社のダーバン工場に4億5,400万ランド(31億円)を費やしアップグレードを行ったことを明らかにした。2018年に13,000台だったHiace Ses'fikileの生産台数は、2019年は15,000台、2020年は18,000台と、3,000台ずつの増加を目指している。

川崎重工業の溶接ロボットを13台設置し、輸入しなければならない部品を17種類減らした。さらに太陽光発電所を設置し、年間970メガワットを自家発電できるようにした。部品の国内調達を進めたことで、南アフリカ経済に2,500万ランド(1億7,000万円)の貢献が見込まれるという。現地企業からの調達部品の割合は35%から44%に上昇した。
※1ランド=7.0円(モーニングスター、10/9)


【南アフリカ】ブリヂストンが南アでSA Taxiと提携し、トヨタのミニバスタクシー向けタイヤを中心にディスカウント価格で供給へ(10/7)

ブリヂストンの南アフリカ子会社Bridgestone South Africaが、SA Taxiと提携し、北西州で生産しているトヨタのミニバスタクシー向けタイヤを中心に供給する。

SA Taxiはミニバスタクシーのオペレータに対して融資を提供している。タクシー協会South African National Taxi Councilが株式25%を保有する。今回の提携により、通常小売価格1,700ランド(11,900円)のプレミアムタイヤが1,322.5ランド(9,200円)と手頃な価格で購買できる。

タイヤメーカーとタクシー業界がこのような形で提携するのははじめて。南アフリカには約15万台のミニバスタクシーが走っており、1日約1,500万人を乗せている。ミニバス所有者は約2万人おり、20万人以上がミニバスタクシー事業に従事している。おおむね1,200ほどのタクシー組合があり、年間に生み出す売上の合計額は約500億ランド(3,500億円)となっている。タイヤの消費量は年間100万個という。

※1ランド=7.0円(モーニングスター、10/9)


【モザンビーク】日揮がモザンビークLNGプラントの建設を受注、2017年に続きモザンビークで2件目の受注(10/9)

日揮ホールディングス(日揮)は日揮グローバルを通じ、モザンビークの液化天然ガス(LNG)プラントの建設を受注した。アフリカで過去最大の民間投資案件になると想定されており、日経新聞によると、事業規模は1兆2,000億円で、日揮の受注分は約4,000億円になる見通しという。

米エクソンモービル、イタリアENI、中国CNPCで成るMozambique Rovuma Venture(Rovuma)が、日揮をリーダーとし、米Flour Corpや仏Technip FMC、中国CNPCで構成されるJVに発注する。Rovumaが開発する第4鉱区のRovuma LNGプロジェクトは、同社が70%の権益をもち、ポルトガルGalp、韓国Kogas、モザンビークのEmpresa Nacional de Hidrocarbonetosがそれぞれ10%を保有している。生産量は年間1,520億トンで、トタールが権益を持つ第1鉱区のモザンビークLNGプロジェクトの年間1,290億トンを抜く。

最終投資決定は2020年、生産開始は2025年の予定。日揮は2017年に、モザンビーク沖合Coral South FLNGプロジェクトにおいても、LNGプラントの建設を受注しており、モザンビークにおいて2件目の受注となる。


【アフリカ全般】武田薬品工業が、ノンコア部門の売却のため、南アフリカ、エジプトを含む中東・アフリカの一般医薬品および医療用医薬品約30製品をスイスAcino社に売却で合意(10/15)

武田薬品工業は、Growth and Emerging Markets Business部門が管轄する中近東・アフリカにおける一般用医薬品と医療用医薬品約30製品を、総額2億ドル以上でスイスAcino社に売却する。アフリカにおける対象国は、エジプト、南アフリカの2カ国。

ノンコア資産を売却し、有利子負債を圧縮する。武田薬品工業はアイルランドの製薬大手シャイアーの5,900億ドルの買収にともない抱えた有利子負債の圧縮を進めている。コア事業と定めた5つの領域-消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤(血液製剤)、がん、神経精神疾患に集中し、その他事業を売却する方針。


【ケニア】豊田通商のケニア子会社Toyota Kenyaが、CFAOと仏ミシュランの合弁会社Tydiaから供給を受け、ミシュランタイヤの販売・サービスを開始(10/16)

豊田通商のケニア子会社Toyota Kenyaが、同社の支店や販売店などにおいて、仏ミシュランのタイヤの販売を開始する。2019年7月に豊田通商子会社CFAOとミシュランの合弁設立が競争当局によって承認され、設立されたことが背景にある。

合弁会社名はTyre Distributor Africa Limited(Tydia)で、今後ケニアにおいてToyota Kenyaの31の支店、販売店、サービスセンターでミシュランタイヤを販売する。これに先駆けToyota Kenyaは1,500万ケニアシリング(1,500万円)を費やした自動車のメンテナンスや修理、部品やタイヤ販売を行うWestlands Tyre Centreをオープンさせている。同社はこれまで自動車の修理やメンテナンスは行っていたものの、タイヤの販売とサービスは行っていなかった。

Toyota Kenyaは今後数ヶ月で、タイヤセンターをケニア全土にさらに展開する計画である。
※1ケニアシリング=1.0円(モーニングスター、10/19)


【ケニア】豊田通商のケニア子会社Toyota Kenyaがトヨタ車ハイラックスの組立生産をケニアで開始へ(10/18)

豊田通商のケニア子会社Toyota Kenyaが、ケニアでトヨタ自動車のピックアップ車ハイラックスの組立生産を開始すると発表した。同社はこれまでケニア企業Associated Vehicle Assemblersにランドクルーザーと日野自動車の中型トラックの組立生産を委託していたが、これにハイラックスを追加する。

ランドクルーザーの年間組立生産台数は1,200台で、日野自動車のトラックは300台。ハイラックスの生産台数は年間約1,200台を予定している。

豊田通商は去る8月のTICAD7でケニア政府と「ケニア・ビッグ4アジェンダ実現に向けた協業に関する包括MOU」を締結していた。


【ケニア】ダイキアクシスがケニアで排水処理事業を行う合弁会社を設立(10/18)

排水処理事業のダイキアクシスが、ケニアで合弁会社を設立する。同社のシンガポール子会社とケニア企業Usafi Comfortがそれぞれ51%、49%の割合で株式を保有する。資本金は10万ドル。顧客から排水処理設備の設置、維持、運営を受託する。


【南アフリカ】NTT傘下南アディメンションデータなどが株主の公共WiFiサービスのVast Networkを精算へ(10/18)

アフリカで最大の公共WiFiネットワークサービス会社Vast Networksが事業を清算する。同社は投資会社Naspersからスピンアウトした南アフリカのメディア企業MultiChoice Groupが筆頭株主で、他にはNTTグループ企業である南アフリカディメンションデータが株主となっている。

設立当初から毎月営業損失を出しており、黒字化が果たせなかった。18カ月に渡って行ってきた投資家候補との交渉が不成立に終わり、策が尽きたという。光ファイバーインフラ企業のLink Africaが4億5,000万ランド(32億円)で買収するとブルームバーグが1月に報じていた。
※1ランド=7.3円(モーニングスター、10/19)


【ケニア】豊田通商がケニアで生産するブレンド肥料について、近隣諸国への輸出も視野に入れ、同社自動車販売ネットワークを活用し拡販(10/24)

豊田通商のケニア子会社Toyota Tsusho Fertilizer Africaは、同社がケニアの工場で製造しているブレンド肥料をケニアの近隣諸国へ輸出することを視野に入れている。豊田通商が持つ自動車販売ネットワークを用いて拡販する。豊田通商が最新の統合レポートで公表した。

統合レポートの中で同社は、ケニアの肥料需要は現在の60万トンから150万トンへの増加が見込まれるとしている。ブレンド工場が軌道に乗った暁には開始されると期待されていた肥料工場の建設については言及していない。


【ナイジェリア】蝶理がナイジェリアで新設される肥料ブレンド工場へ融資、あわせて原料供給を開始(10/25)

蝶理は、ナイジェリアで化成肥料ブレンド工場への原料販売と建設資金の融資を行う。UAEの商社Platinum Corporationがラゴス郊外に新設する工場に対して、建設資金の一部である数億円となる総投資額の40%相当の金額を融資し、あわせて原料を供給する。

Platinum Corporationは西アフリカで自動車、農業、食品などの事業を展開している。グループ会社を通じてMagicブランドの化成肥料を輸入販売しているが、肥料ブレンド工場を新設して製造に乗り出す。工場の製造能力は年間36万トンで2019年12月の完成を予定している。

蝶理は現在アフリカで機械事業に取り組んでおり、売上は50億円規模。肥料原料の輸出と合わせて、2020年には100億円規模の取扱高を目指す。


【ザンビア】日本とスペインに本拠を置く再生可能エネルギー企業ユニバージーがザンビアで2つの太陽光発電設備を設置し合計200メガワットを発電へ(10/25)

日本とスペインに本拠を置く再生可能エネルギー企業ユニバージーが、ザンビアの2つの太陽光発電プロジェクトに2億ドル以上を投資する。北部に135メガワット、コッパーベルト州に65メガワットの発電設備を設置し、合計200メガワットを生み出す。2020年の第1四半期からプロジェクトを開始し、6~8カ月で完了する見込み。

ザンビアの電力は主として水力発電に依存しているため、水不足により約750メガワットの電力不足に陥っている。

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