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アフリカビジネスの今

アフリカにおける日本企業の動き(2020年6月)

更新日:2020年07月18日

カテゴリー:アフリカの日本企業

(写真はケニアで売られる調理用ガス、ABP撮影)

毎月、アフリカにおける日本企業の動きをまとめています。
バックナンバーはこちらからご覧ください。2012年以降の日本企業のアフリカでの動きのすべてを見ることができます。右上の検索窓から、国名や企業名での検索も可能です。

なお、アフリカにおける日本企業に関するニュースは、こちらの週刊アフリカビジネスをお申し込みいただければ、毎週定期的にお手元に配信されます。ご関心のある方はこちらからお問い合わせください。


【タンザニア】ダイキン工業がタンザニアでエアコンの日払いサービスを展開する新会社を設立。オフグリッドスタートアップのワッシャが20%を出資(6/16)

ダイキン工業はタンザニアで新会社を設立し、エアコンの日払いサービスの展開を開始する。

企業名はバリディバリディで、ダイキンが80%を出資し、残りの20%はタンザニアでランタン貸し出しサービスを行うワッシャが出資する。資本金は1億円。

ダイキン工業が持つ耐久性に優れた環境負荷が低いエアコンと、ワッシャが持つモバイルマネーを経由した料金回収技術を活用し、顧客が日毎、週毎、月毎に支払いを行った分だけエアコンを使用できるようにする。これにより、従来エアコンを購入できなかった所得層の人々への普及を図る。


【ケニア】ケニアのガス量り売りサービスPayGo Energyがサイサンと提携、バングラデシュとベトナムなどアジアへサービスを展開(6/16)

家庭用ガスの量り売りサービスを提供するケニアのスタートアップPayGoは、日本企業サイサンと提携し、バングラデシュとベトナムを皮切りにアジアにサービスを展開する。

PayGoは2015年に創業、ガスの使用量を計測できる特許取得済みのCylinder Smart Meterを搭載したガスシリンダーと遠隔操作できるバルブを用いて、課金額に応じて使用できる。シリンダー内のガスの残量が少なくなると、いわゆるIoTとして、携帯を通じて近隣のガス小売業者に情報が送られる。

埼玉に拠点を置き創業75年になるサイサンは、Gas OneというブランドでLPGガスを家庭や医療施設、産業施設に配送している。バングラデシュとベトナムの他、モンゴルやインドネシア、カンボジア、ネパール、タイ、ラオス、インドで子会社を通じた直接投資を行っている。これらアジアの国々は、ケニアと同様に、インフォーマルな経済活動が大きく、ガスなどの基礎サービスへの小口販売へのニーズがある。

PayGoは、アジアには巨大な潜在需要があり、この地域で長きに渡りLPGガスの小売経験を持つサイサンのブランドを活用して開拓ができるとしている。PayGoは2017年にシードラウンドで143万ドル、2018年8月のAラウンドでは350万ドルを調達した。2020年6月に始まったばかりのBラウンドには、サイサンも投資する。


【ナイジェリア】ナイジェリアの四半期農産品輸出額トップがゴマとなり、その輸出先のトップが日本(6/17)

ナイジェリアにおける2020年第1四半期の農産物輸出額のトップ品目がゴマとなり、その輸出先のトップが日本となった。日本、トルコ、ヨーロッパに輸出されたゴマ輸出額の総額は490億ナイラ(130億円)で、日本に98億ナイラ(27億円)、トルコに95億ナイラ(26億円)、中国に93億ナイラ(26億円)を輸出した。ゴマの種子から抽出されるゴマ油は100%コレステロールフリーで他の油科種子よりも優れていることが国内外の需要につながったと見ている。

ナイジェリアの2020年第1四半期の農産物の貿易総額は3,877億ナイラ(1,000億円)で、そのうち輸出額は1,263億ナイラ(350億円)だった。2019年第4四半期の682億ナイラ(190億円)から85.2%増加しており、前年同期の2019年第1四半期と比べても46.76%増加している。貿易総額における農産物の比率は4.7%で、ゴマは1.2%を占めている。

ナイジェリアはゴマ生産においてアフリカ最大、世界では3番目に大きく、2017年には約58万トンが生産された。国内のゴマ加工工場の処理能力は300トンで、Kanoに2つ、Lagosに1つの工場が存在している。
※1ナイラ=0.28円(モーニングスター、6/20)


【アフリカ全般】LIXILが途上国向け手洗い機器SATO Tapを発表(6/24)

大手住宅機器メーカーLIXILが、手洗い用機器SATO Tapを発表した。プラスチック製の本体とノズルに市販のペットボトルなどを差し込んで使うことができる。コンパクトで家庭内や公共施設で使用でき、水を出す際の接触が少ない形で操作でき、水の流れを保ちながらも使う水量を抑えることができる設計となっている。

製造はインドで行い、9月にはユニセフへの供給を開始し、2021年始めには製造を拡大して小売を開始する。アフリカ各国で製造を行うように、ライセンスパートナーを設定する。

ユニセフによれば、世界の人口の40%は自宅で基本的な手洗い設備をまだ利用できない。コロナウイルスの感染拡大によって、アフリカおよび世界中の世帯において、水や衛生へのアクセスの不平等が明らかになった。現在の状況下では、石鹸を使った手洗いが特に重要となる。


【南アフリカ】トヨタ自動車が3億6,500万ランドを投資し南アフリカの部品流通倉庫を拡張。南半球最大の部品倉庫へ(6/26)

トヨタ自動車の南アフリカ子会社Toyota South Africa Motors(TSAM)は、ヨハネスブルグ郊外にある部品流通倉庫の拡大に本格着手した。同社の敷地が4万平方メートルから8万平方メートルに倍増する。

TSAMはこのプロジェクトに3億6,500万ランド(22億円)を投資する。2021年の完成時には、南半球最大の自動車部品倉庫となる。南部アフリカ地域の250以上の販売店と70カ国の輸出先に部品を提供する。

2012年に正式にオープンした現在の倉庫は、雨水を地下タンクに貯留することで、施設全体の水消費を削減するなど環境に配慮した設計になっている。新しい施設では200万リットルの雨水貯留タンクが設計に盛り込まれている。コロナウイルスの影響を受け、ソーシャルディスタンスが確保でき、適切な換気を促進するよう設計とレイアウトはすでに更新されており、体温チェックのためのスペースもある。
※1ランド=6.2円(モーニングスター、6/27)


【ケニア】いすゞ自動車がケニアで現地銀行Family Bankと提携し、コロナ禍の中小企業に向けて新たな優遇ローンを提供へ(6/30)

いすゞ自動車のケニア子会社Isuzu East Africaとケニアの銀行Family Bankは、コナウイルスの影響に鑑みて条件を緩和した中小企業向けの新たな商用車用ローンIsuzu Strong, Kenya Strongを提供する。

利用者は、60カ月以内の返済期間で最大95%までの融資を得られ、90日間の返済猶予がつく。地域封鎖などにより影響を受ける中小企業を助ける。学校や教会は100%の融資を得られ、バスなど公共サービス車両の所有者は48カ月の返済期間で最大で80%の融資を得られる。

さらに、利用企業に対して20万ケニアシリング(20万円)の携帯を通じた借り入れを提供し、加えてAMREFの緊急避難サービスや救急ヘリ、救急車サービスの利用を提供する。
※1ケニアシリング=1.0円(モーニングスター、7/4)

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