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アフリカビジネスの今

2019年2月のアフリカにおける日本企業の動き

更新日:2019年03月17日

カテゴリー:アフリカの日本企業

(写真:エチオピアにて、ABP撮影)


【モザンビーク】東京ガスと英ガス・電力大手Centricaが、三井物産も権益を持つモザンビークの液化天然ガスの年間260万トンの長期共同購入契約で合意(2/5)

東京ガスは英国のガス・電力大手Centricaの子会社Centrica LNG Companyとともに、モザンビークのMozambique LNG 1から年間260万トンの液化天然ガスを共同購入することで合意した。期間は生産開始段階から2040年までとなる。

Mozambique LNG 1は米資源大手アナダルコ・ペトロリアムと、同社率いるコンソーシアムのパートナー企業が所有している。パートナー企業はアジア太平洋や欧州への輸出を目的としている。第一段階では、年間1,288万トンの生産能力を持つ液化トレイン2台を2023年から2024年に完成させる見込み。投資の最終決定は2019年に行われる。

また、アナダルコによると、Mozambique LNG1 はShell International Trading Middle East とも、年間200万トンを13年間に渡って輸出する契約を交わしたという。


【ケニア】トヨタ・ケニアがスズキ車の販売を開始(2/7)

トヨタ・ケニアは、ケニアでスズキ車7車種の販売を開始した。トヨタのケニアの新車市場でのシェアは27.6%で2番手となる。全国に張り巡らせた販売網とマーケティング力を活かしてスズキ車の販売を拡大し、トヨタの部品供給力やアフターサービスをスズキ車顧客に届けていく。

販売車種はアルト、シアズ、スイフト、エスクード(Vitara)などで、販売価格は税込で83万5,000ケニアシリング(83万円)から370万ケニアシリング(370万円)となる。

これまでケニアでスズキ車を販売するディーラーは、CMC Holdingsが唯一だった。CMCによるスズキ車販売台数は、2017年は75台だったものの、2018年には25台となった。この台数には、Uberおよび提携銀行との契約に基づき供給したスズキ車アルトは含まれていない。

※1ケニアシリング=1.0円(ブルームバーグ、2/9)


【ケニア】テルモBCTがケニアにオフィスを開設(2/7)

血液事業を行うテルモBCTが、ケニアにサブサハラアフリカで初となるオフィスを開設した。同社は血液バンク業界における世界トップ企業の1社とされる。

ケニアの国家血液センター(KNBTS)と提携し、献血を促進する。これまで献血したことがない人が、定期的にボランティアの血液ドナーとなって、ドナーが安定的に確保できるようにする。  KNBTSは今回の提携により、成人献血者の数を現在の20%から増加させたいと述べている。


【アルジェリア】日産自動車がアルジェリアで、1億6,000万ドルを投資し現地代理店との合弁により組立生産工場を建設へ(2/13)

日産自動車がアルジェリアに総額1億6,000万ドルを投資して自動車工場を設立する。日産車の代理店であるアルジェリアのハスナウイ・グループと合弁会社を設立し、2019年度中の稼働を目指す。新工場の年間生産能力は6万3,500台で、乗用車と小型商用車の組立生産を行う予定。

日産自動車は2018年12月に、アルジェリア政府から組立生産工場を建設する承認を受けていた。同社はアルジェリアが2021年までに南アフリカに次ぐ第2の市場規模に成長すると見ており最終的には年産5万台を目指す。

合弁を組むハスナウイ・グループは、25年にわたって日産車をアルジェリアで販売している。


【ナイジェリア】東芝がナイジェリア市場向けに補助記憶装置の販売を再開(2/13)

東芝が、国内の経済状況悪化により止まっていたナイジェリアでのビジネスを再開し、需要の強いハードドライブ、マイクロSDカード、フラッシュドライブといった補助記憶装置製品を中心に販売を開始する可能性があるという。ナイジェリア国内にチャネル営業を行う拠点を手配し、オペレーションを確立する。

補助記憶装置はカスタマイズを必要としないグローバルな製品で、ナイジェリア市場とグローバル市場の差分が小さい。書類、写真や音楽、メッセージを保存するために記録媒体への需要は高まっている。東芝は今後、個人用、法人用両方の補助記憶装置製品に焦点を当て、品質と価格に優れた製品を通じてブランド認知を広げていく。

東芝は2015年まではナイジェリアで積極的に販売を行っていたものの、ナイジェリアの社会経済や政治状況、および通貨切り下げにより一時的に販売を中止していた。状況が改善したため、再度販売を開始する。


【モロッコ】日産自動車を主要顧客とする自動車用内装製造の河西工業が、モロッコに販売拠点を設立へ(2/25)

河西工業がモロッコのタンジール近郊に、自動車用内装・外装部品を販売するため現地法人を立ち上げる。欧州市場での成長を目指す。

同社は欧州では英国に生産拠点を置いている。今回のモロッコ販社設立は、2018年のスロバキアでの会社設立に続くもので、欧州顧客向けの対応力を強化していく。


【エチオピア】トヨタ車のエチオピアにおけるディーラーであるMOENCOが7億ブルを投じてトヨタサービスセンターを建築中、2020年末完成予定(2/27)

トヨタ車のエチオピアにおける独占販売ディーラーであるMotor & Engineering Company of Ethiopia(MOENCO)が、7億ブル(26億円)を投じてToyota Service Centerを建設中である。2020年末完成予定。

2万平方メートルの敷地内に80の修理場を作り、年間2万5,000台の車両をメンテナンスする。中央研究施設、ショールーム、診断システム、ホイール調整システム、自動排気ガス自動抽出機を設置する。自動車や部品の販売や定期メンテナンス、一般修理、事故修理も実施する。
 MOENCOは、30カ国で自動車販売を手がける英Inchcapeの子会社として、1968年にエチオピアで立ち上げられた。売上高は40億ブル(150億円)。傘下に19の自動車組立工場がある。トヨタ車の他、コマツ、ニューホランド、日野自動車、Cummins Generators、スズキの二輪車などの代理店でもある。エチオピア全土に9つの支店を持つ。

エチオピアの年間自動車輸入額は、2018年で5億4,430万ドル。

※1ブル=3.8円(ブルームバーグ、2/28)

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