アフリカにおける日本企業の動き(2015年7月)

アフリカにおける日本企業の動き(2015年7月)

毎月、アフリカにおける日本企業の動きをまとめています。

【製造業】ニコンがケニアのナイロビでショールームをオープン(7/5)

アフリカ30か国に代理店を展開するニコンは、2,000万ケニアシリング(2,400万円)を投資してナイロビのショッピングモールにアフリカ初のショールームをオープンさせた。

同社はさらに、同社製品の流通、トレーニング、メンテナンス、修理サービスを行うために、流通大手Nakumatt、およびその他10社のディーラーと契約を締結した。

ケニアにおけるニコンの独占代理店であるImaging Solutions社長によると、ショールーム開設の最終候補にはエジプト、南アフリカ、ナイジェリアも残っていたという。

現在ケニアでは、写真熱が高まるとともに、映画産業が立ち上がりつつあるという。

現在、時計メーカーのカシオも、南アフリカ、エジプト、ナイジェリア、コートジボワールに次ぐアフリカ5か国目として、ケニアの現地代理店との契約を目指している。

※1ケニアシリング=1.2円(7/9、ブルームバーグ)

【物流】南アフリカの競争委員会と日本郵船が、同社によるカルテルで1億400万ランドの罰金の支払で和解案に合意(6/30)

南アフリカ競争委員会と日本郵船は、同社による競争法違反で日本郵船が1億400万ランド(10億円)を支払う和解案で合意した。

罪状は、日本郵船が14の自動車運送入札に際し、商船三井、川崎汽船等の競合企業と価格操作を行ったというもの。

日本郵船側は罪状を認め、罰金の支払いを行うという。なお、同委員会は、引き続き他の関係者に対する調査を行っている。

※1ランド=10円(ブルームバーグ、7/1)

【製造業】ホンダがナイジェリアでの四輪の生産を開始(7/13)

ホンダがナイジェリアにおいて四輪車の生産を開始したことを発表した。同社は同国で1980年から二輪車の生産と販売を行ってきたが、四輪車の生産は同社にとってアフリカ初となる。

既存の二輪車生産工場の敷地内に四輪車の生産設備を導入。生産車種は乗用セダン「Accord(アコード)」で、年間生産能力は1,000台。

ホンダはアフリカを新成長市場と位置づけ、南部アフリカ地域については2000年に南アフリカに現地法人を設立し、同地域の二輪・四輪・汎用のビジネス拡大に取り組み、東部アフリカ地域については2011年にケニアに四輪車の販売事務所を開設している。さらに2013年には二輪車の生産・販売機能を備えた現地法人を設立している。

【製造業】ジンバブエの自動車組み立て会社Quest Motorsが、日本の完成車メーカーとの間に組立契約を交渉中と現地紙が報道(7/14)

ジンバブエの自動車組立会社Quest Motorsが三菱、トヨタ、スズキのトラックやSUVの完成車組み立てのためのフランチャイズ契約を交渉中であることを現地紙が報道した。

同社オペレーション・マネージャーによると、2015年第4四半期の製造開始を目指し、既に部品の輸送契約は締結されているという。

同社はこれまでに中国のFoton、JMC、CheryやBMWとの間にフランチャイズ契約を締結している。

【漁業】銀だこを展開するホットランドがモーリタニアに現地法人を設立(7/12)

銀だこを展開するホットランドが、モーリタニアの食品、漁具、漁網の輸入及び製造販売事業を手掛ける企業を子会社に持つMAURINVEST社との間で、合弁会社HOTLAMD MARUINVEST SEAFOOD INDUSTRY S.Aを設立することを発表した。

新会社の資本金は100万ドル。出資比率はホットランドが40%、MAURINVESTが60%。CEOは同国の経済・投資大臣経験も有するMAURINVEST社代表のMohamed Abdellahi YAHA。

同社はたこの生産、加工、調理、包装、流通及び日本等への輸出展開を行う予定。ホットランドは合弁会社設立の目的を原材料の安定調達、カントリーリスクの分散化等である、と述べている。

【IT】NECが、南アフリカのICTソリューション企業XONとの間で資本提携(7/22)

NECと、南アフリカのICTソリューション企業XONが資本提携を行うことが明らかになった。NECヨーロッパがXONの25%株式を保有するとともに、XONがNECアフリカの49%株式を保有する。

XONは南アフリカ及びサブサハラ・アフリカ6カ国で通信事業者向けネットワーク構築事業や、セキュリティを中心とした政府・自治体向けITシステム構築事業、アウトソーシング事業などを展開している。

NECは2011年にNECアフリカ社を設立し、アフリカでの事業展開を強化している。XONの営業網を活用することで、2019年3月期までにアフリカでの売上高を今の3倍の300億円に引き上げるという。

【インフラ】富国生命がアフリカ開発銀行発行のインフラボンドを取得(7/22)

アフリカ開発銀行(AfDB)は、同行発行の償還期間10年のインフラボンドを富国生命が2,000万ドル取得したことを発表した。

インフラボンドはAfDBが進めるインフラ開発に充当される。同行では2022年までの10年計画で、インフラ開発を5つの優先分野の一つに位置づけている。

富国生命側は今回の投資について、同社の資産運用面での魅力的なリターンとアフリカ社会への良い変化を同時に実現できる、と述べている。

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