アフリカにおける日本企業の動き(2015年2月)

アフリカにおける日本企業の動き(2015年2月)

毎月、アフリカにおける日本企業の動きをまとめています。

【電力】豊田通商がケニアで地熱発電所を完工(2/20)

豊田通商が進めていたケニアでの地熱発電所プロジェクトが完工を迎えた。

豊田通商は2011年、韓国の現代エンジニアリングとともに、ケニアのオルカリア地熱発電所を受注。蒸気タービン、発電機は東芝が納入した。 発電容量はアフリカでは過去最大の280MWで、ケニアの国内総発電容量の約20%に相当するという。

今回発電所が建設された地域の地熱発電による包蔵電力容量は1,000MW以上と推定されている。

【金融】東京海上が南アフリカに拠点を開設するとともに現地保険会社と提携(2/25)

東京海上ホールディングスの子会社である東京海上日動火災保険が南アフリカのヨハネスブルグに今年4月1日に駐在員事務所を開設することを発表した。

また駐在員事務所の開設にあたり、南アフリカを本拠としてアフリカ内外11か国で生損保事業を展開するHollard Insurance Groupを戦略的パートナーとする。また、同グループ傘下の損害保険会社The Hollard Insurance Company Limitedとサブサハラ地域において保険業務で提携する。

The Hollard Insurance Company Limitedは南アフリカで保険収入第四位の損害保険会社。同社内に日系企業向けのサービス提供を行うセクション「Tokio Marine Japan Desk」を設置する。

【製造業】塗料メーカーの日本中央研究所が南アフリカ向け事業を開始(2/26)

塗料メーカーの日本中央研究所が遮熱塗料を南アフリカで販売する。

主力製品「アドグリーンコート」を同国で独占販売権を付与する現地企業に対して輸出する。実績に応じて周辺国市場も開拓する予定。

遮熱塗料を活用することによって、夏季の冷房効率を上昇させることができる。南アフリカでは電力需給がひっ迫しており、電力公社のEskomは省エネの一つの方法として効率的な断熱・冷暖房の利用を呼びかけている。

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