- アフリカのビジネス環境
アフリカにおける日本企業の動き(2014年11月)
毎月、アフリカにおける日本企業の動きをまとめています。
- アフリカにおける日本企業の進出事例の一覧は、「日本企業のアフリカ進出動向と事例」からご覧ください。
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【投資環境】日本政府が、日本企業のアフリカ市場開拓を支援するためにインドと連携すると日経が報道(10/29)
日本政府が民間企業のアフリカ市場開拓を後押しするため、インドと連携すると日経新聞が報じた。
11月中にも局長級の政策協議をインドで開催するという。アフリカ市場に精通したインド系資本と提携し、日本企業がアフリカに進出する例を増すことをめざす。
外務省は今夏からインドとアフリカ各国の在外公館を通じて、日印両国企業のアフリカビジネスでの提携例や協力の余地がある分野を調査しており、インド側との情報交換に役立てるとしている。
【天然資源】豊田通商がウガンダ=ケニア間の原油パイプラインの設計業務を受注と現地紙が報道(11/13)
豊田通商が、ウガンダとケニアを結ぶ原油パイプラインの設計業務を受注したと現地紙が報じた。
パイプラインの総工費は3,500億ケニアシリング(4,200億円)程度とみられている。専門家によれば、パイプライン経路の地形の複雑さと原油の粘性の高さを背景としてパイプラインを熱し続けなければいけないことから、当初建設予定コストを25%上回っているという。
関係国は来年1月末までに資金調達を行い、2018年までにパイプラインの完工、原油輸送開始が目標となっている。
※1ケニアシリング=1.2円(出所:ブルームバーグ、11/16)
【通信】NECがアンゴラとブラジルを結ぶ通信ケーブルの敷設を受注(11/5)
NECがアンゴラとブラジルを結ぶ通信ケーブルSACSの敷設を受注した。アフリカと南米大陸を結ぶ南大西洋を横断する世界初の光海底ケーブルシステムとなる。
アンゴラの首都ルアンダ近郊のSanganoの陸揚げ基地と、ブラジルのFortalezaのデータセンターとの間6,200kmを結ぶ。現地紙の報道によると敷設コストは1億6千万ドル。設計伝送速度は毎秒40テラビット。
ケーブルの敷設は今年中にも始まり、商業運用の開始は2016年末になる見通し。