- アフリカのビジネス環境
アフリカにおける日本企業の動き(2014年7月)
毎月、アフリカにおける日本企業の動きをまとめています。
- アフリカにおける日本企業の進出事例の一覧は、「日本企業のアフリカ進出動向と事例」からご覧ください。
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【製造業】LIXILが南アフリカで現地企業の住宅設備部門を買収(7/3)
日本の建材・住宅設備機器LIXILが同社のルクセンブルグの関連会社GROHE Groupと共同で南アフリカのDistribution & Warehousing Network(以下「DAWN」)の子会社の51%株式取得に合意した。
株式の取得は2014年秋ごろを予定している。
今回買収したDAWN社の子会社は、水栓金具・衛生陶器等の水まわり製品の製造・販売を行っている。DAWN社の水まわり製品の年間売上高は154億円に上り、南アフリカで高いシェアを誇るとともに、年率10%の成長を見せているという。
今後、南アフリカ諸国のみならず、その他アフリカ諸国への事業展開も目指すとしている。
【製造業】豊田通商がケニアで人材育成センター「トヨタケニアアカデミー」を開所(7/17)
豊田通商がケニアの首都ナイロビで、現地グループ企業のToyota Kenya Limitedの一部門である人材育成センター「トヨタケニアアカデミー」を開所した。
これまでも豊田通商はToyota Kenya Limitedにおいて自動車分野のトレーニングセンターを設け、技術者を育成してきた。今回のトヨタケニアアカデミーはこれを移設・拡充するもの。
トヨタケニアアカデミーの一般向けの開講は2014年10月が予定されている。自動車関連のみならず、建設機械・農業機械といった自動車分野以外の技術者も育成する。またJICAや現地の大学、政府関係機関とも協力し、ビジネスマネジメントに関する講座も実施するという。
【製造業】ホンダがアフリカでの二輪販売台数を2020年までに現在の10倍以上に拡大することを目指す(7/1)
ホンダが2020年を目途に、アフリカでの二輪車の販売を現在の10倍以上となる150万台に増やす目標を掲げていると、日経新聞が報じた。
目標達成に向けて同社では、2016年までに主力市場のナイジェリアとケニアの総販売店舗数を現在の45%増の180店舗に拡大するという。現在の販売店舗数は、ナイジェリアで100店舗、ケニアで24店舗。
販売促進に向けて、マイクロファイナンス機関や商社と提携して、ローンで二輪車を購入できる仕組みも導入していくという。
【製造業】三菱自動車が南アフリカで低価格車を導入へ(7/15)
三菱自動車が南アフリカで、今年8月にも新しいタイプの「ミラージュ」を低価格車として導入する。
三菱自動車にとって今回発表するミラージュは、南アフリカにおける低価格帯への初めての参入となる。
同社によれば100kmを走行するのに4.9Lのガソリン消費量に押さえることができ、3年間、もしくは10万キロの保証がついているという。