- アフリカのビジネス環境
アフリカにおける日本企業の動き(2017年1月)
毎月、アフリカにおける日本企業の動きをまとめています。
- アフリカにおける日本企業の進出事例の一覧は、「日本企業のアフリカ進出動向と事例」からご覧ください。
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【ケニア】豊田通商がケニアにおいて、CFAOの完全子会社である自動車ディーラーDT DobieとCICA Motorsの完全経営支配権を取得し、シェア24.5%へ(1/9)
豊田通商が、子会社CFAOの全株式を取得に続き、CFAOの完全子会社である自動車ディーラーDT DobieとCICA Motorsの完全経営支配権を得た。ケニアの公正取引委員会が承認した。
豊田通商は新車ディーラーのトヨタ・ケニアを完全子会社として保有しており、DT DobieおよびCICA Motorsの取得により傘下のディーラーが追加され、ケニアの新車市場で24.5%のシェアを持つことになる。公正な競争上の懸念があるものの、豊田通商は過去に、トヨタ・ケニアと2社が同時に所有されても、管理は引き続きそれぞれ別に行っていくと述べているため、ケニアの公正取引委員会はこの再編を承認した。
これにより、トヨタ・ケニア、DT Dobie、CICA Motorsのグループ3社は、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、ジープ、日野自動車を含む合計7自動車メーカーの自動車を取り扱うことになり、フォード、マルチスズキ、MAN、UDトラックを扱うCMC Holdingsとともに、ケニアにおいて多種を扱うディーラーとなる。
豊田通商は2012年12月にCFAOの株式97.81%を22億ユーロで取得した。DT Dobieはこれにより2014年に日産自動車の取扱いを失っている。豊田通商は2016年12月にはCFAOの残余株式全ての5,050万ユーロでの取得とスクイーズアウトを実施した。これによりCFAOは豊田通商の完全子会社となり、ユーロネクスト・パリ証券取引所から上場廃止となった。
【南アフリカ、ガーナ、エジプト】プラスワン・マーケティングが2017年3月を目標に中東・アフリカでスマートフォンの販売を開始(1/13)
日本のMVNO事業者で、Freetelのブランド名で格安スマートフォンの製造・販売も行うプラスワン・マーケティングが、2017年3月を目標に中東・アフリカ10カ国でスマートフォンの販売を開始する。アフリカは、ガーナ、南アフリカ、エジプトが対象国となる。開発は日本、製造は中国の委託工場で行う。
他の販売開始国は、イラン、UAE、ヨルダン、バーレーン、クウェート、カタール、オマーン。プラスワン・マーケティングの2016年3月期の売上高は47億円。