- アフリカのビジネス環境
アフリカにおける日本企業の動き(2014年4月)
毎月、アフリカにおける日本企業の動きをまとめています。
- アフリカにおける日本企業の進出事例の一覧は、「日本企業のアフリカ進出動向と事例」からご覧ください。
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【製造業】日産南アフリカが、日産のアフリカ諸国代理店事業を引き継ぐ予定と現地紙が報道(4/3)
日産南アフリカのマネージングダイレクターWhitfield氏が、同社が日産のアフリカ諸国の代理店事業を今後引き継いでいくとの方向性を明らかにした。
現在のところ日産南アフリカは、南アフリカに加えてナミビア、ボツワナ、レソト、スワジランドでの販売に責任を有しているが、今後、ケニア、ザンビア、ジンバブエ、マラウイ、タンザニアにもその所掌範囲を拡大していくという。
これらの新規対象国は、現在独立したディストリビューターが存在している。Whitfield氏は日産南アフリカが統合的に所掌することで、物流や部品調達などでシナジーが生まれると説明している。
【製造業】スズキが南アフリカで展開している複数事業を再編成(4/1)
スズキは、南アフリカで展開している複数事業・ブランドについて4月1日付でSuzuki Auto South Africa に統合したことを明らかにした。
これまで同社の自動車事業はSuzuki Auto South Africa が、自動車、バギー車、マリン事業などはSuzuki South Africaが別会社として事業を行っていた。
Suzuki Auto South Africaの佐藤マネージングダイレクターは、スズキは幅広い市場セグメント向けに競争力のある製品を供給しており、それが全て「Suzuki Way of Life!」ブランド戦略を共有していると説明。今回の事業統合で、スズキブランドをよりまとまりがある、相互に関連性を持たせた形で打ち出すことができるとしている。
【製造業】日産がナイジェリアで生産を開始(4/25)
日産自動車が、ナイジェリアの経済中心都市ラゴスで生産を開始したことを発表した。世界の大手完成車メーカーで、ナイジェリアで生産を開始したのは同社が初めてとなる。
同社は昨年、ルノー・日産アライアンスとして、現地企業スタリオングループとの間で生産委託に関する覚書を締結していた。日産はアフリカでの販売台数を、2012年末の11万台から、2016年までに倍増させる中期成長計画を有している。
同社は今回、「パトロール」の生産を開始したが、今後「アルメーラ」「NP300」の生産を予定している。5月初頭にも生産を開始し、8月には量産に入る予定としている。
【製造業】トヨタが南アフリカで低価格自動車の生産・販売を明らかに(4/23)
トヨタが来月にも、南アフリカで低価格セダンを導入すると、同社の現地法人CEOが明らかにした。
価格水準について同社は「非常に魅力的なものとなる」ということ以上のコメントは出していないが、自動車流通関係者によれば、低価格車「Corolla Quest」の小売価格は17万ランド(160万円)程度ではないかとされている。
販売予想や目標についても同社からは提示されていないが、自動車流通関係者や金融機関関係者は、好調な売れ行きを示すのではないかとしている。中には、現在のカローラと同数程度の販売を予想している関係者もいるという。
※1ランド=9.5円(出所:ブルームバーグ、4/27)
【製造業】日野自動車が南アフリカで5,400万ランドを投じてプラントを移設(4/23)
日野南アフリカが、5,400万ランド(5億1千万円)を投じて新たな生産プラントを5月21日に移設すると明らかにした。
日野南アフリカは、トヨタの南アフリカ法人Toyota South Africa Motors (以下「TSAM」)の子会社。今回の生産プラントは、TSAMのダーバン工場のすぐ隣に設けられる。
日野南アフリカは2009年には年間2,500台程度の販売台数であったが、2013年には4,000台弱にまで拡大している。
※1ランド=9.5円(出所:ブルームバーグ、4/27)