Nigeria consulting

ナイジェリア進出コンサルティング

ナイジェリアは潜在的な成長力を期待される人口2億人の産油国。アフリカビジネスパートナーズはナイジェリアでコンサルや調査を提供しています

ナイジェリアの経済構造と事業環境

原油中心の産業構造

世界的な原油・天然ガスの産出国であり、OPEC(石油輸出機構)のメンバー国。GDP規模は南アフリカに次ぐアフリカ2位の4,000億ドルで、人口は2億人を超える巨大国である。原油がGDPに占める割合は10%未満であるものの、国家予算の60%、外貨収入の90%を原油収入に依存しており、世界の油価相場が国家財政や金融政策、ひいてはインフレ率に大きな影響を与えている。

国内製造するより原油で得た外貨で輸入するほうが安いという構造が、工業・製造業の発展を妨げてきた。国営企業、政府、金融機関等が原油産業に注力し利権としてきたことから、相対的に民間ビジネスである製造業や商業は制度的にも実務上も冷遇されてきた経緯がある。資源中心の経済は一部の資本家・企業に富が蓄積され、人脈で物事が決まる経済を生み出す。ネットワークの外にいる外資企業の投資に対しても時間や手間がかかることが多い。

巨大なインフォーマルセクターが動かす経済

消費ビジネスの基盤となる人口は2億人を超えており、中位年齢は17歳(日本は48歳)。2050年には人口は4億人となって米国を抜き、世界3位になると予測されている。都市化率は高く、人口の半分にあたる1億人は都市で暮らし、雇用がなくともなんらかの小商いや取引で生計を立てている。この少額・多人口のダイナミックなインフォーマル経済(統計や税務で捕捉されない非公式な活動)が、ナイジェリアの民間経済の基盤となっている。サプライチェーンも、青空マーケットやパパママショップ、行商といったインフォーマルセクターで構成されている。

課題と好機に恵まれた」国

アフリカには人口規模が中程度の国が多いなか、ナイジェリアの人口の多さとその潜在力はどの産業領域にとっても魅力である。原油や天然ガスのみならず、農業資源などにも恵まれており、潜在的なビジネスチャンスは膨大に眠っている。

しかしながら政治的な課題により、あらゆる面で効率化、組織化、ルール化が進んでいない。たとえば、よく知られるようにナイジェリアは、産油国であるにも関わらず国内の製油所が稼働していないため、原油を輸出し石油製品を輸入している。このため外貨は流出し、国家歳入が油価と為替に大きく影響を受け安定しない。財源不足は道路、港湾、発電・送電といった基礎的なインフラの整備を遅らせる。都市部でも1日12時間以上停電しており、最大都市ラゴスの交通渋滞は深刻である。政権と油田地域は対立しており昨今では原油輸出量も減少している。こういった環境では、製造業にとっては輸送や工場の自家発電、原料輸入コストがかさむことになり、小売にとっては末端価格の安定や効率的なサプライチェーンが妨げられる結果を生んでいる。

ただし、現政権はこれら積年の課題の解決に取り組んではいる(参照:「動かぬ巨人」ナイジェリアにポジティブな異変。ビジネス環境改善なるか)。また、むしろこの状況を課題解決の好機と捉え、事業を開始するスタートアップやそこに投資を行う企業も存在する。さらに外貨不足やインフラ不備だからこそ生まれた事業や進出する企業、ビジネスチャンスも存在しているのが、ナイジェリアビジネスの面白さである。ナイジェリアの潜在力からの果実を手にするには、このビジネス環境に適応できる経験値が必要で、それを手にした企業が勝つ市場であるといえる。

ナイジェリアにおけるコンサルティングサービス

アフリカビジネスパートナーズは、ナイジェリアに専門性の高い現地スタッフを置き、常にプロジェクトを走らせています。ナイジェリアは、マクロ環境の不安定さや治安の課題があったとしても、日本企業にとって「無視することはできない国」と捉えられています。アフリカ事業を検討する際は必ず対象国として俎上に上がるため、マクロ環境や商習慣、需要やサプライチェーンに関する調査や、代理店やパートナー候補企業およびポテンシャル顧客の探索を頻繁に行っています。アフリカビジネスパートナーズはナイジェリアの複雑な商習慣やサプライチェーンを完全に把握しており、クライアントの事業領域にあわせて、最適な事業戦略を提案しています。

とくにナイジェリアの場合、現地企業の情報が乏しく、ネット上の情報はもとより新聞記事や人の紹介などを通じて得た情報も信頼性が低いことが多いため、信用調査や実地調査を行い、信頼に足る企業を紹介しています。アフリカビジネスパートナーズはラゴス商工会議所とも提携しています。

ナイジェリアでの事業立ち上げのために、法人登記や人材採用も多く行っています。優秀な人材を採用することができれば、駐在がしづらいといったナイジェリア固有の課題も解決が可能です。

ハードな営業活動が必要なことが多いため、アフリカビジネスパートナーズがクライアントの代わりに営業活動を行ったり、営業体制の構築をお手伝いすることも多くあります。

ナイジェリアにおけるコンサルティング実績

アフリカビジネスパートナーズがナイジェリアで行ったコンサルティングサービスの実績を、実績のページで紹介しています。

ナイジェリアで、株式会社クボタ様をクライアントとして実施したプロジェクトについては、お客様の声で紹介しています。

ナイジェリアに進出するためのガイドと注意点

以下のページで詳しく説明しています。

ナイジェリアの経済・ビジネス指標

ナイジェリアの経済構造と事業環境

ナイジェリアの代表的な企業

ケニアに進出する日本企業

ナイジェリアの事業機会

ナイジェリアへ進出する方法(法人設立、税制、労働許可・雇用、治安)

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