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アフリカビジネスの今

アフリカベンチャーニュース(2019年5月)

スタートアップ、テック、モバイル、新しいビジネスモデル

更新日:2019年07月28日

カテゴリー:ビジネスに役立つ情報

アフリカでは今、次々と新しいベンチャー企業が生まれています。世界の投資家からも注目されており、内外からの資金調達も活発です。アフリカならではの事業が発明されていると同時に、シリコンバレーや世界で普及する新しい技術・ビジネスモデルとの時差は確実に縮まっています。

アフリカにおけるベンチャー企業、ベンチャー投資、ベンチャー的な取り組みをまとめました。今月は、バイク配車アプリ、オンライン医薬品販売、モバイル医療費決済、気候保険、ドローン、公共バス予約アプリ、モバイル食品宅配サービスなどを取り上げています。
しばらく試験的に、日本語で報道されない、現地の生の情報を、1カ月単位でまとめていきます。

なお、これらアフリカのベンチャー企業に関するニュースは、こちらの週刊アフリカビジネスをお申し込みいただければ、毎週定期的に、お手元に配信されます。ご関心のある方はこちらからお問い合わせください。


【ナイジェリア】eコマースJumiaとピザハットが提携、Jumiaサイトからピザを注文しJumiaが配達(5/4)

ナイジェリアを始めアフリカ14カ国でeコマースを提供し、4月にニューヨーク証券取引所に上場したJumiaと、米ピザハットが、ナイジェリアでのピザ配達に関する業務提携を発表した。JumiaのFood Marketplaceにピザハットが掲載され、利用者はJumiaを通じて注文し時間内に配達を受けることができる。

Jumiaの平均配送時間は45分で、ナイジェリアでもっとも早い。ピザハットをナイジェリアで経営するMarathon Restaurant Africaは、Jumiaの顧客基盤に期待しているという。現在同社は、ラゴスのIkoyi、Ikeja City Mall、Lekkiの3カ所に店舗があり、今後5年間でAbuja、Port Harcourt、Ibadanへの出店を検討しているという。


【ウガンダ】インドネシアのGojekと独保険Allianzが、ウガンダのバイク配車サービスSafeBodaに出資(5/7)

インドネシアのモバイル配車サービスGojekと、独保険グループAllianzのデジタル投資を行うAllianz Xが、ウガンダのバイク配車サービスSafeBodaのシリーズB調達ラウンドで共同投資した。

SafeBodaは2018年7月にケニア市場に進出し、現在ウガンダとケニアでバイクによる配車サービスを提供している。東アフリカでBoda bodaはモーターバイクタクシーのことを指し、公共交通のひとつとして使われている。同社の競合としては、ケニアではTaxify Boda、Savvy Riders、Juu Boda、Uberが、ウガンダではUber、Taxify Boda、Dial Jack、Little Ride、Mondo Rideがある。

Allianz Xは2018年にGojekに3,500万ドルを投資しており、親会社のAllianzはGojekのバイクドライバーに対する保険を提供している。アフリカに拠点をもつ企業への投資は初。

Gojekは、ベンチャーキャピタル子会社のGo-Venturesを通じて出資する。Go-Venturesは以前にも、バングラデシュの配車サービス会社Pathaoや、インドネシアのデジタルテレビスタートアップNarasi TV、メディアスタートアップKumparanに出資している。また最近、インドのモバイルeスポーツゲームプラットフォームであるMobile Premier Leagueへの3,550万ドルのシリーズAラウンドを共同でリードしている。


【ケニア】オンライン医薬品販売のMyDawaがAfrica HealthCare Master Fundから3億ケニアシリングの資金調達、全国展開へ(5/8)

ケニアでオンライン医薬品販売事業を行うMyDawaが、Africa HealthCare Master Fundから3億ケニアシリング(3億円)を調達した。調達資金によりケニア全国での展開を目指す。同社の外部からの資金調達は、2017年の事業開始以来初となる。Africa HealthCare Master Fundは2017年に創業し、アフリカのヘルスケア産業を中心に投資を行っている。

MyDawaは、8万人以上の登録ユーザーを保有している。アイルランドのプライベートエクイティ会社ION Equityによって、オンライン医療流通プラットフォームとして、5億ケニアシリング(5億円)で設立された。処方薬を平均20%安く提供できる。これは、保険会社と保険加入者に恩恵をもたらすため、多くの保険会社と提携している。

MyDawaのシステムにおいて、医薬品は、適切な投与量と使用法について有資格者による指示を得た上で無料で配送される。利用者がアプリによるQRコードかSMSを使って医薬品の流通元を確認し、正規の製品であることを確認できるよう、トラックとトレースができるシステムを提供している。

※1ケニアシリング=1.0円(モーニングスター、5/9)


【ルワンダ、ガーナ】ドローンサービスのZiplineが新たに1億9,000ドルを調達、評価額10億円超のユニコーン企業へ(5/17)

ドローンサービスを展開するZiplineが新たに1億9,000万ドルを資金調達した。今回の調達により10億ドルを超える評価額を得て、ユニコーン企業の仲間入りをした。ドローン配送サービスの覇権争いが激化する中で、同社はすでに新興国での医療品配送によって10億ドル規模のビジネスを構築しており、業界において頭一つ抜き出ている。今回の調達資金で、アフリカ、南北アメリカ、南アジア、東南アジアでの医薬品配送サービスを拡大し、今後5年以内にサービス提供者を7億人に伸ばすことを目指す。

Ziplineの事業の大半はアフリカで実施されている。最近ではルワンダ政府とのプロジェクトに加え、ガーナで政府と提携して全国規模のプログラムを実施することを発表している。

今回の調達で、プライベートエクイティファンドTPGが運営するThe Rise Fundが、既存投資家のBaillie Gifford、GV、Katalyst Ventures、Temasek、Bright Success Capital、Goldman Sachs、Oakhouse Partners、豊田通商、Design to Improve Life Fundに加わっている。これまで総額で2億2,500万ドルの調達に成功している。


【アンゴラ】テラドローンがアンゴラに現地法人設立。石油企業へ点検サービスを提供するOcean Atlantic Internationalに出資(5/8)

テラドローンがアンゴラでドローン点検サービスを提供するOcean Atlantic Internationalに出資し、アンゴラに現地法人を設立した。
Ocean Atlantic Internationalは、石油企業のオフショア設備などに対してドローンを利用した点検を提供している。


【ケニア、ソマリア】ケニアの電子決済プラットフォームJamboPayがソマリアの2つの自治体と駐車料金の自動徴収契約を締結(5/6)

電子決済プラットフォームを提供するケニアのJamboPayが、ソマリアのプントランド自治政府のGarowe市およびBosaso市自治体と、駐車料金の自動徴収に関する契約を締結したと発表した。同社はソマリア国内に事務所を開設する見込み。JamboPayは、ケニア、タンザニア、ルワンダ、ウガンダで事業を展開しており、今回の進出で東アフリカでのプレゼンス向上を図る。

ケニアでは、ナイロビカウンティとの契約が延長される見込み。ナイロビカウンティでは、料金徴収のアウトソースを取りやめるため独自のソフトウェア運用に取り組んでいるが、完了に至っていないため契約が延長される。同社は、ケニアのMeru、Embu、Tharaka Nithi、Trans Nzoiaカウンティで駐車料金の自動徴収契約を締結している。


【ガーナ、ウガンダ、ケニア】ガーナ、ウガンダ、ケニアで小規模農家向け気候リスク保険を提供するWorldCoverが、シリーズAラウンドでMS&AD VenturesやY Combinatorから600万ドルを調達(5/3)

小規模農家に気候リスク保険を提供するWorldCoverが、MS&AD Venturesを筆頭とする投資家から、シリーズAラウンドで600万ドルの資金を調達した。Y Combinator、Western Technology Investment、Echo VCも参加した。同社は現在、ガーナ、ウガンダ、ケニアで事業を展開しており、今回の調達により、インド、メキシコ、ブラジル、インドネシアへ進出する予定。

WorldCoverは、衛星画像、地上センサー、携帯電話、データ分析を活用して、天候(主に降雨不足)に収穫量が左右される農家へ向けた保険オプションを提供している。農家は、アプリで地域と作物の種類を入力し、モバイルマネーで保険オプションを購入することができる。また、降雨不足の時にも携帯電話で申し立てをすることができ、WorldCoverがデータを用いて査定した後、モバイルマネーで支払いが行われる。同社は現時点では降雨リスクのみを保証しているが、将来的には、熱帯性暴風雨など他の気象リスクを含める予定。

WorldCoverは、アフリカでは3万軒以上の農家にサービスを提供している。農地面積は10~20エーカーで、収入は約500ドルから5,000ドル。栽培されている一般的な作物は、トウモロコシ、米、ピーナッツだが、今後保険の対象リストにコーヒー、ココア、カシューナッツを追加する予定。
インンシュラテックは、アフリカのスタートアップにおいて人気である。農業に焦点を当てる保険スタートアップとして、Accion Venture Labが支援するPulaや、南アフリカに本拠を置くMobbisuranceが挙げられる。


【エジプト】エジプトの自動車部品eコマーススタートアップOdiggoが、サウジアラビアSaeed Al Jaberiから18万ドルのシード資金調達、サウジ進出を計画(5/7)

エジプトの自動車部品eコマーススタートアップOdiggoが、サウジアラビアのSaeed Al Jaberiから18万ドルのシード資金を調達した。同社の評価額は125万ドルだった。

2017年に設立され、2018年に事業を開始したOdiggoは、ウェブサイトやモバイルアプリを通じて、自動車部品をエジプトおよび国外で販売している。今日までに1万4,000件以上の取引を実現し、売上高は過去15カ月で17万ドルを超えている。カタログには地域最大の29万点以上の自動車部品を掲載しており、注文を受けると、Odiggoのトルコの倉庫から世界中に直接配送する。注文の成立に応じて7%~22%の手数料を請求している。
今回の投資により、7月には、コンバージョン率が高いサウジアラビアでの展開を予定している。

また、同社は、仏自動車部品メーカーValeoと独占オンライン販売契約を結んでおり、3万以上のValeo製品を掲載している。


【ケニア、ガーナ、ナイジェリア、タンザニア】スペインのオンライン宅配Glovoが170億ケニアシリングを調達しアフリカで事業拡大。ケニアでのラインナップ拡大とともにガーナ、ナイジェリア、タンザニアへの進出を目指す(5/8)

スペインの宅配デリバリー会社Glovoが、第4ラウンドとして170億ケニアシリング(170億円)の資金調達を行い、アフリカでの事業を拡大する。同社は1月にケニアで事業を開始した。宅配商品をレストランからのデリバリー以外に食料品、飲料、ギフト、洗濯衣料、医薬品、その他宅配便サービスなどへと拡大する。あわせて、ガーナ、ナイジェリア、タンザニアへの進出を目指す。

同社のサービスでは、スマートフォンからの注文に応じて配達を行っており、配達料は最大100ケニアシリング(100円)。ケニアにおける配達バイクライダー数は120人以上という。

今回の投資では、ヨーロッパのベンチャーキャピタルLakestarと、スペインとチリで米ピザPapa Johnsのフランチャイズを運営するDrakeが主導した。その他には、ヨーロッパのプライベートエクイティファームIdinvest PartnersとベンチャーキャピタルKorelya Capitalが参加した。

Glovoはこれまで総額325億ケニアシリング(325億円)を調達しており、2018年の第3ラウンドでは135億ケニアシリング(135億円)を調達していた。
※1ケニアシリング=1.0円(モーニングスター、5/9)


【ケニア】スペインのオンライン宅配Glovoがファストフードチェーン運営のSimbisa Brandsとケニアで提携(5/20)

スペインの食品宅配サービスGlovoが、ケニアで、アフリカでファストフードチェーンを展開するSimbisa Brandsと提携する。Simbisa Brands が運営するPizza Inn、Chicken Inn、Creamy Inn、Galitosなどを含む店舗への注文がGlovoのオンラインプラットフォーム上で可能になる。Simbisa Brandsは、ケニアの他、ザンビア、ガーナ、コンゴ民主共和国、モーリシャスでも事業を展開する大手企業。

Glovoは、レストランからの宅配の他、食品、生鮮品、ギフトなどをスマホアプリで注文できるサービスも提供している。宅配を行なっていない店舗の商品であっても、Glovoの配達員が商品を購入し、顧客の元に届ける仕組み。宅配料は最大100ケニアシリング(100円)。2019年1月にアフリカで正式にサービスを開始して以来、小売やサービス業界を含む150以上の多様な提携先と契約している。現在はケニア、モロッコ、コートジボワールで事業を展開し、ガーナ、ナイジェリア、タンザニアにも事業拡大を計画している。

※1ケニアシリング=1.0円(モーニングスター、5/22)


【ナイジェリア】デジタルコンテンツの収益化事業を行うTelecomingがナイジェリアの携帯ゲーム企業Maliyo Gamesと提携(5/21)

欧州で事業を行うTelecomingが、ナイジェリアの携帯ゲーム会社Maliyo Gamesと提携した。Telecomingはデジタルサービスの収益化を手がけている。

この提携により、Maliyoが開発したゲームはアフリカ6カ国で配信されるようになる。Telecomingが取得したMaliyoによるアフリカの人たち、特にナイジェリアの人々の日常生活テーマにしたゲームは、全世代が楽しめる内容となっている。

Telecomingは、2015年から、アフリカで主要通信会社や現地コンテンツプロデューサーと提携し、デジタルコンテンツの収益化を行っている。



【南アフリカ】南アフリカ政府とAirbnbが短期貸し事業への規制について協議(5/20)

南アフリカの観光大臣と米Airbnbが面会し、同社が行う住宅の短期貸しに関する規制などの政策課題に関して協議を行った。Airbnbは、世界的なトレンドや、様々な場所で導入してきたアプローチについて政府と情報共有した。

南アフリカ政府は、4月15日に観光法改正法案に関するパブリックコメントを求めており、今回の会談はそれに関係している。この法案では、短期貸しへの支払いについて、それを貸し出しとみなすか一時的なリースとみなすかによって定義しようとしている。また、政府が短期貸しに関する規制を公告によって通達できるように改正されている。

Federated Hospitality Association of South Africa(Fedhasa)は、Airbnbを介した未登録の宿泊施設のマーケティングは、公共の観光セクターと同じ規制が適用されるべきと常々提言してきた。

2017年6月1日から2018年5月31日までの間で、Airbnbを通じた南アフリカへの経済効果は87億ランド(660億円)と推測されており、合計2万2,000人以上の雇用創出につながったとされる。

※1ランド=7.6円(モーニングスター、5/23)


【ケニア、タンザニア、ナイジェリア】ケニアでモバイル医療費決済M-Tibaを運営するオランダCarePay Internationalが、4,500万ドルを調達し、タンザニアとナイジェリアに事業拡大へ(5/20)

ケニアでモバイル医療費決済プラットフォームM-Tibaを運営するオランダCarePay Internationalが、シリーズAラウンドで4,500万ドルを調達した。これにより、事業をタンザニアとナイジェリアへ拡大する。

M-Tibaでは、保険会社、患者、医療提供者を一つのモバイルプラットフォームで繋ぎ、リアルタイムに連絡や取引を実施する。関係性が継続することで、支払いも容易になる。過去2年間で、ケニアとナイジェリアにおいて、400万人の患者と1,200人の医療提供者とを繋げている。同社は2016年後半に、ケニアで、M-PESAを運営するSafaricomと提携して同プラットフォームを開設した。

現行の医療保険制度では、高い管理費、データ不足、そして外来患者の費用を抑えることができないために、アフリカの大半の国では医療保険がカバーされていないが、CarePayのモバイルテクノロジーはこれらの課題に対処すると共に、クロスセルなどの成長機会を保険会社に提供するとしている。

今回のラウンドでは、オランダのプライベートエクイティファームIFHA-II、インパクト投資企業ELMA Investments、そしてオランダ外務省がPharmAccess Group経由で出資している。


【エジプト】エジプトの公共バス予約アプリスタートアップSwvlが米フォードと提携、トランジットを利用へ(5/27)

エジプトで公共バス乗車予約サービスを提供するスタートアップSwvlは、米フォードとの提携を発表した。今後、フォードのトランジット車がSwvlのバスルートで利用される。トランジット車はこれがエジプトに初導入となる。またSwvlは、トランジットを購入したい人に低金利ローンを提供できるように、Nasser Social BankとEFG Hermesともパートナーシップを結んだ。また、フォードの販売代理店Auto Jameelとも協業し、Swvlのバス運営者が様々なアフターサービスを受けられるようにした。

2017年に設立されたSwvlは、同方向に向かう乗客車たちをアプリで募ることで、乗客数による金額の変動を抑え、定額料金で乗車することができるというもの。従来の配車サービスよりも最大70%安くなるという。

フォードのトランジットは15人乗りと18人乗りがあり、米GoRideを含む世界のモバイルベースの自動車サービス会社が利用している。


【南アフリカ】アフリカでオンライン旅行代理店を展開するTravelstartが米プライベートエクイティファームHarbourVestから資金調達(5/28)

MTNも出資する南アフリカのオンライン旅行代理店Travelstartが、プライベートエクイティーファームの米HarbourVestから資金調達する。これにより、1,940億ドル規模であるアフリカの観光、旅行市場へと事業を拡大する。

Travelstartは、最近Travelstart Media Hubというグローバルメディア部門も立ち上げた。旅行代理店、航空会社、クルーズ会社、およびそれらの関連企業が、自身のブランドをサービスを旅行者に宣伝するのを支援する。


【ナイジェリア】ナイジェリアのバイク配車サービスGokadaがシリーズAで530万ドルを調達(5/29)

携帯によるバイクタクシーの配車を提供するナイジェリアのスタートアップGokadaが、シリーズAとして米Rise Capitalから530万ドルを調達した。投資は、ベンチャーキャピタルのFirst Midwest Group、IC Global Partners、その他にナイジェリアの投資コンソーシアムが含まれる。

Gokadaは2018年にナイジェリアで事業を開始した。バイクサービスを提供するため約1,000台のオートバイを配備、これまで約100万回のサービスを提供したという。配車サービスでは、運転手が稼いだ料金に応じて手数料が取られるものが多い中、同社の料金システムでは、プラットフォームの利用料として運転手に1日あたり3,000ナイラの定額料金をチャージしている。運転手が働きやすい環境の提供を目指しているといい、今後、保険、メンテナンス、個人生命保険、マイクロファイナンスローン制度などの運転手向けサービスを充実させるとしている。

アフリカのバイク配車サービス業界の競争は激化している。Uberは2018年に東アフリカでバイクタクシーの配車サービスを開始。同時期にBoltもケニアに参入している。ルワンダにはSafeMotosとYegomotoという同様のスタートアップ企業がある。ウガンダでは、SafeBodaが2018年にケニアに参入し、2019年5月にシリーズBラウンドで追加資金を調達している。ナイジェリアでは、Gokadaは現地スタートアップのMAX.ngと競争関係にある。アフリカのバイクタクシー市場は40億ドル規模とみられ、2021年には90億ドルになるとの見方もある。

乗客にとっては、バイクタクシーはバスやタクシーを利用するよりも安価なため魅力的である(Gokadaの平均乗車料金は1.85ドル)。またラゴスやナイロビなど交通量の多い都市では渋滞を避けることができるため重宝される。

一方、バイクタクシーは安全性に改善の余地があるとされることがあるが、Gokadaは運転手向けのトレーニングコースや認証制度を設け、追跡機能やバイクの品質管理などを行っている。またインドのバイクメーカーTVS Motorsと提携してバイクのカスタムバージョンを製作している。


【南アフリカ】南ア通信大手MTNが、金融商品も販売するマーケットプレイスアプリの構築を発表、同社のモバイルマネーMoMo利用者数をアフリカ最大とすることを目指す(5/28)

南アフリカの大手通信会社でアフリカ最大の加入者を持つMTNは、保険から洗濯機まで幅広い商品やサービスを購入できるマーケットプレイスアプリを構築する計画を発表した。それにより自社モバイルマネーMoMoをアフリカで最大の「銀行」へと成長させる。

コンセプトは金融製品のeコマースで、MTN製品やサードパーティーの保険、ローン、貯蓄、投信などの金融商品、さらにファッション、電化製品、家電等を取り扱い、支払いにMoMoを使い資金の流れを作る。MTNのこのような動きは、金融機関が自社の銀行アプリを発展させ、サードパーティーのソフトを組み込んだり銀行顧客へのアクセスを許可したりするプラットフォームへとシフトさせている動きに応じたものである。

MTNは、従来の決済と今回のマーケットプレイスを合わせたMoMoの市場規模を900億ランド(6,600億円)と推定している。現在の2,700万人から6,000万人へと利用者を増やし、アフリカで最大のフィンテックサービスにする。

※1ランド=7.4円(モーニングスター、5/29)


【南アフリカ、ザンビア】南ア通信大手MTN、Barclays銀行、フィンテック企業JUMO の3社が利子付きのモバイル普通預金口座KASAKA の商用開始を発表(5/30)

南アフリカの通信大手MTN、Barclays銀行、モーリシャスのフィンテック企業JUMOの3社が協同して、短期の利子付き普通預金を携帯で管理するKASAKAの商用開始を発表した。2019年3月以来、1万人を超えるザンビア人が合計160万ザンビアクワチャ(1,300万円)以上を預金している。

MTNのモバイルマネーの利用者ならば、Barclays Zambiaを通じて、JUMOのプラットフォームを利用しKASAKAにアクセスすることが可能。

※1ザンビアクワチャ=8.2円(モーニングスター、6/1)

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